「ユニバーシティの覇者」感想(後編)

※画像の意味はありますが適当です

さてユニバ覇者感想後編なのですが、、
このところいらじ先生が結構愉快なミニイベントを多く起こしてるせいで
なかなか楽しいことになっているので記録が大変です。
## 中の人もあまり暇ではなく見てはいますが拾いきれてません
個人的にはこのニチカ案件のピクシブコメントがうだうだしてて実に先生らしいと感じました。
やはり先生は不幸な状態の方が面白い発言が増えます。


感想、後編です。
大まかなあらすじ、主要な登場人物は前編を参照してください。


〇ユニバーシティの覇者の良いところ
まず最初によいところを上げたいと思います。
・全体的にテンポが速くサクサク読める
・創覇大学、ユニバーシティの覇者、虚空間などの造語センス
・ラストのミミカvs勇輔のバトルはどのように収拾つけるか多少気になる

・・・あれ、終わってしまった。
やはりキャラクターが弱いので良いところも少なく感じます。
キャラクターはある程度立ってる気もするのですが、圧倒的に好感度がみな低いです。
主人公ヒロインともに結構人格が破綻しているため致し方ないと思います。



では次に気になったところをいきましょう

△やられ役が必ずセリフを喋りながら吹っ飛ぶ、というパターンばかり
 例:「食らエグァッ! ……ゴバァッ!?」
   「がぶべッ!?」
なんとラスボス一歩手前のメルカーヴァですらこのパターンです。
言わないのは勇輔とミミカぐらいかな、、どっちも主役ですね。
別に悪いとは思いませんがワンパターンばかりでちょっと飽きます。




△きもい部分が非常にキモイ
## 人によってはキモイ描写がうまいのは利点だろと思われるかもしれませんが
## マイナス側にキモイのでこちら扱いとします、2つ例を挙げます。
1:ミミカをさらったやつのセリフ
 「僕だけのミミーカ。再会のキスと抱擁とお風呂と理髪と着せ替えと添い寝と愛撫と生殖行動をしたいところだが、まずは日本を脱出しなければならない。」

2:最後にミミカが勇輔を襲うシーン
 彼は良く知らないが、このままでは確実にコウノトリが赤ちゃんを運んできてしまう。
 思念能力者同士のソレは、エロゲーよりも熱く激しく燃え上がるのだッ!
## 1は単純にキモく、褒められるべきかもしれません。
## なお発言者は実の兄です。
## 2はちょっと救えません、、エロゲーより熱く激しくって
## 先生エロゲーにそんな熱く激しく盛り上がってんですか?
## さ、、さすがですね



△ぱっと見て感じる矛盾点、気になる点が多い
非常に多いため項目別に書きます。

1:勇輔が学校入学前に生活していたころ
 →やくざが勇輔に他ヤクザの抗争を依頼する
 →勇輔がやくざを倒した後の報酬が『相手ヤクザの金庫から奪った金の半分』
 →渡した後のセリフ「お前には安すぎるぐらいだぜ」
## 最初ちょっとあまりの意味不明さに面白かったです。
## 依頼料をもってない風にもとれるし、半分自分が奪っといて安すぎるってもっと渡せよバカか



2:創覇大学受験時
 →合格条件が「手近な弱者を倒し、試験終了まで生き残れ!」
 →本文を読み進めると
  「周囲の受験生は続々と合格を決め、戦う姿もまばらになり始める。」とでてくる
 →ルールが変わったか?と思うと最後に
  「今立っているものが合格」 と出てくる
 →さっきの地の文はなんだったんだ・・・
## 先生いくらこの辺りは興味がなかったとはいえ十数行程度でルール変えないでください
## ルール的にハンターハンターみたいなの書きたかったんですよね、、多分



3:思念力(作中の超能力的なものの総称)の設定がふわふわしていて何もわからない
 序盤に水を固めて操る、みたいな話が出てくる
 →作中の人物は結構みんな多種多様な思念力を使う
 →勇輔が「水を固めるのは思念力の使い方としては基本」みたいな話が出てくる
 →そうかぁ、こういうのが基本なんだーと読んでる側は思うが
  水を固める技は主人公以外誰も使わない(知らない)ため基本でも何でもない
## 本当意味不明です。私の説明が下手なのを除いても意味不明です。
## ここまでくると下手な理屈付けをせずに
## 雰囲気でそういうものだと説明なしに突っ走った方がいいと思います。
## 例としてはふっるい漫画で申し訳ないですが「魔界学園」テイストです。



4:寮の部屋が4畳もないのにモノがやたらと多い描写がある
 なぜかミミカが部屋にテレビにゲームにアニメDVDを置いており
 こたつ、冷蔵庫、衣服棚まで置かれているため
 歩くスペースもないと思われるが普通に暮らしている。
## ほんっとうに興味がない項目については描写が適当で困ります。
## 興味がないならないでいいのですが2人部屋なので10畳とか書いておいてください。
## てかこれで商業デビュー本当にできる気だったんでしょうか



5:味覚に鋭い人を表す際にやたらと数字が出る
 例1)
 料理部が料理の上手い人を探す際に唐辛子入りクッキーを配る
 →食べた勇輔が1kg当たり0.03mgの唐辛子が入っていることを見抜く
## クッキーって1つ10gぐらいでしょうか、だとすると1つ辺り唐辛子は0.0003mgだから0.3μgですよね。
## リポビタンD1本(100g)に入ってるビタミンB1が5μgらしいので
## その1/10の量の唐辛子の味がわかると、、さすがです・・?
## というかクッキーkg単位で作ってんの?
 例2)
 勇輔がオムライスを作る際のセリフ
 「片利奈、人参を一分三十二秒後に渡せ。玉ねぎは三分五十一秒で、
  トマトは四十六秒茹でて十四秒以内に潰し、五分六秒で渡せ。
  一秒でもミスったら全てやり直す」
## こんな数字で料理がつくれるのかスゴイ疑問です。
## いや作れるのかもしれませんが火力とか火にかけるタイミングとかは無視なの?



6:ゲームがもとと思われるパロディ/パクリが多い
 例1)例えるなら手配レベルの星が六個ついた状態である。
## 警察に追われる場面での描写であるため恐らくグランドセフトオートネタ

 例2)細長く伸びた廊下にいくつもの額縁が飾られており
  赤ん坊の絵、若者の絵、中年男性の絵、そして老人の絵と続いている。
  「……これ、どこかで見たことがあるような……気がするです」
  部屋の一番奥にはメモが置かれている。
  『我の生まれし時を動かせ』
## かなりもろにバイオハザードの絵画室そのまま
## ていうかこれいいの?ボタン押すか絵を動かすかの違いぐらいしかないモロパクリでは
## これ以上はやめますが第二部は3割程度バイオハザードとクロックタワーでできてます。



7:「虚空間」(きょくうかん、って読むみたいですよ)「IPL」など使わない専門用語が多い
ワンダーのスレに残された前IDのTwitterによると
※要約「書いてない概念があって、幽霊とか異次元etcを説明していく予定だった」
「幽霊」「異次元」「神の力」などまだまだ出てきてない概念がたくさんあるそうです。
## そもそも基本的な思念力すら使いきれてないのに概念増やしてどうするんでしょう
## 虚空間はもう言葉が完全に独り歩きしてますし
## ロイヤルファンタジアもそうなんですがとりあえず水増しして俺スゲーってのが多いです
## まぁいらじ先生らしくて私は大変面白いですが



8:カタリナ(2部メインキャラクター)の年齢が15
## 創覇大学、、、でしたよね先生?
## あ、飛び級かそっかー
## てかこいつどうやって入学したの?強くなさそうだけど、、



9:虚空間でカタリナの言動がかなり都合がよい
 虚空間ってのはそもそも本人(この場合はカタリナ)の記憶から作るそうなのですが
 カタリナが自分の記憶をもとに作られた空間であることに全く気が付きません。
 完全に不自然なぐらいに何も知らないキャラとして動くので大変矛盾を感じます
## 勇輔はすぐ理解するため余計に矛盾してます



△飽きて2部を書いて無いわりにまだあきらめていない
## せめてもう少しプロットを固めてからでお願いします。



とりあえず感想として言いたかったことはこんなものでしょうか。
地の文がさっぱりしてる割にグロ描写とパクリ部分はやたらと描写が詳細になったり
というかそもそも地の文が3人称ではなくちびまる子ちゃんのナレーションみたいに
人格を持ってるような文があったりと、
この前は〇行で今度は〇行で退場した、メタな文まであり
そもそもノベルとしてどうなのかとか思ったりもするのですが、、、まぁ些細なことです。

これを機に時間の無駄でしょうがユニ覇を読んでいただいて
いらじ先生に感想が少しでも届けばいいなぁと思っています。

それではでは

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